軽トラックで行商する業者が、主婦らに法外な値段で物干しざおを売りつけていた事件で、大阪府警生活経済課などは23日、特定商取引法違反容疑で、新たに物干しざおの卸会社「ベンチャーズガーデン」(横浜市)の社員、山口貴正容疑者(23)=兵庫県西宮市=ら2人を逮捕。同社本店や社長(30)の自宅など計8カ所を捜索した。
調べでは、山口容疑者は同社神戸支店長だった今年6月、京都市内の無職女性(59)にステンレス製物干しざおの値段を5000円と偽り、裁断した後に「1メートル5000円や」と迫って2本3万5000円で販売。
さらに別のパート女性(69)には値段を告げず、さおや台をベランダに運び込んだ後に「ステンレスは相場が高いんや」と約27万円を請求。支払いを断った女性を金融機関に連れて行き、現金を引き出させた疑い。
この事件では先月、同社の物干しざおを販売した業者が逮捕されているが、同社側は「売っているのは個人商店主なのでよく分からない」などと関与を否定していた。
府警は、社員が直接悪質販売を行っていたことから、会社ぐるみの犯行の疑いが強いとみて、社長から任意で事情を聴き、実態解明を進める。
